ゼミ合宿(福岡)を実施しました

田村ゼミでは、2026年9月24日・25日に福岡市で都心再開発をテーマとしたゼミ合宿を行いました。
公開

2026年9月25日

概要

2026年9月24日・25日の2日間、田村ゼミでは福岡市でゼミ合宿を行いました。 参加したのは2・3年生の21名です。 博多駅周辺の「博多コネクティッド」と天神地区の「天神ビッグバン」という2つの都心再開発事業を、実際に歩いて観察することをテーマとしました。

博多駅ビル屋上から天神方向を望む

合宿のねらい

都心再開発の効果は、統計や報道を通じて知ることも多いと思います。 そこで今回の合宿では、新しいビルや広場が実際にどのように使われているのかを、現地で自分の目で確かめることを重視しました。

2日間のフィールドワークでは共通のワークシートを使って観察記録を取りました。 同じ視点で記録することで、博多と天神をデータから比較できるようにしました。

1日目:鳥栖から博多へ

1日目の午前は、キユーピー(株)鳥栖工場を見学しました。 鳥栖は九州の交通の結節点にあたり、工場や物流施設の立地を考えるうえでも興味深い場所です。 鳥栖工場ではドレッシングや業務用マヨネーズを製造しているそうなのですが、卵は九州各地の養鶏場から、サラダ油は東京の工場からタンクローリーで運ばれてくるとのことでした。

午後は、福岡アジア都市研究所(URC)を訪問し、「天神ビッグバンの経済効果」についてレクチャーをしていただきました。 レクチャーでは、経済効果だけでなく、広く都市政策とデータ分析に関する内容を話していただき、学生からも福岡市の都市政策についての意見や質問が数多く出ました。 短いながらも密度の濃い時間を過ごすことができました(訪問時の様子は、URCのウェブサイトにも掲載していただきました)。

その後、博多地区のフィールドワークを行いました。班ごとにローテーションしながら、博多駅ビル屋上、コネクトスクエア博多、博多イーストテラス、西日本シティビルを調査して、最後に明治公園を訪れました。 博多駅からすぐの場所にある明治公園は学生の印象にも残ったようです。

明治公園

2日目:天神を歩く

2日目は、福岡市役所15階の展望ロビーに集合し、天神の街並みを上から眺めるところから始めました。 その後、天神ビジネスセンター、ワン・フクオカ・ビルディングを調査した後、新天町を通って大名ガーデンシティまで歩きました。

天神の街並みの変貌には、訪れるたびに驚かされます。 天神ビジネスセンターとワンビルの間の「因幡町通り」は歩行者専用道路で、ビルに挟まれた中庭のような空間なのですが、そこで近所の保育園児が楽しそうに遊んでいるのが印象的で、公共空間のいい使い方だなと思いました。

因幡町通り

午後は、九州経済調査協会を訪問し、九州経済の概説をしていただきました。 様々なデータを用いた地域分析のショーケースのような内容で、データ分析のレクチャーを受けているようでした。 今回のゼミ合宿を通して、データから地域を俯瞰的に見る視点と、現地で都市を自分の目で観察する視点の両方を学ぶことができました。

今後に向けて

今回の観察記録は、後期のゼミで取り組んでいるグループ研究に活かしていく予定です。

ご協力いただいたキユーピー鳥栖工場、福岡アジア都市研究所、九州経済調査協会の皆様、ありがとうございました。